認知症の方に「財布を盗った!」と言われたら、どう対処しますか?


記録的に雪の少ない冬となっている札幌です。 

雪が少ないのは楽ですが、

どこかで帳尻が合うのかなと思っています。

せっかく降るならば、雪まつり前に降って欲しいものですね。


 【前回の質問といただいたお返事 】

「ご両親や配偶者が認知症かも?!と思ったら、即受診させる勇気がありますか?」

 のお返事をいただきました。 ありがとうございます! 

励みになります。 


 TS様

 もし夫がそうなったら私はすぐ受診してもらいたいなと思っています。

認知症の祖母を見ているので、早期治療できるならそうしたいからです。

でもいざ、そうなったらできるのかはわからないですが、、、

このような機会に考えをまとめておくことが大切だなと思いました!


 T様 

うちの場合、義父母はかかりつけの医師の勧めで検査をして認知症が見つかりました。

実母も自分から認知症の検査を受けたいと言っているので難なく受診させられますが、

もし本人が「認知症じゃない!」と言い張ったら難しいのでしょうね…。

“認知症は年を取れば誰にでも起こり得るもので

今は対処できる事もあるから早めにちゃんと診察を受けたほうが良いね”という話を

日頃からしていればスムーズに受診できると思います。 


 A様  

配偶者が認知症になったら、事前に、かかりつけ医に相談して根回しをして

心療内科を紹介して頂いて、本人に付き添って行き医師から認知症の説明をして頂いて、

治療などを説明 して頂く。

 自分が認知症になった時は老人ホームに入る事を家族に話してます。

安らかに穏やかに過ごしたいですね。

 周りに迷惑や負担を掛けないようにと思ってます。

 実際に主人の父は認知症で在宅介護して大変でした。

罵り、暴言 、暴動、人間性が変わって行く有様を見て来ました。

哀れさを感じました。

息子達が父親の認知症を認めなかった事で治療をしなかった。

義父は辛かったと思いますよ。

常に死にたい死にたい。と呟いてました。

介護してた私は義父の言動が辛かったです。

介護する家族の辛さ一人で抱え込まないで周りに支えてもらう。

関連事業所などに相談するなどいろいろ方法が有ることを学びました。


 SS様

 物忘れ外来の受診の話についてですが、

親や配偶者を受診について、抵抗ありません。

 実際、亡くなった義父は、アルツハイマーで通院していましたし。

 だけど本当に初期の場合だと、本人が拒否することも考えられるので、

うまく説得できるかは、なんとも言えません。


 TS様とT様が仰る通り、早期発見・早期治療はとても大事なことです。

 いざという時に慌てないためにも、今のうちから自分の考えをまとめたり、

家族で話題にし、話し合っておくことを意識してやっておくべきですね。


 A様は認知症のお義父さまの介護で相当なご苦労をなさったのですね。

大変な日々だったことでしょう。

だからこそ、治療の大切さや家族の辛い負担が身にしみていらっしゃるのですね。 関連事業所などに相談して、一人で抱え込まないことも本当に重要ですね。  


SS様も認知症のお義父さまを看て来られたのですね。

大変だったことと思います。

初期の場合、本人に拒否されてしまったら、本当に困りますね。 

「健康診断だから」とか「私の検査に付き添って一緒に受けてほしい」

とかの作戦を練る必要がありますね。


 【3大認知症について】

 認知症の中でも3大認知症と言われているのが 

 「アルツハイマー型認知症」 

「レビー小体型認知症」 

「脳血管性認知症」 


 皆様、よくご存じのことと思いますが。

 認知症の半数以上を占めているのが 「アルツハイマー型認知症」です。

 脳にアミロイドβやタウタンパクというたんぱく質が異常にたまり、

 脳細胞の損傷や神経伝達物質が減少することにより脳全体が萎縮していきます。


 2番めに多いのが、「レビー小体型認知症」です。

 レビー小体という特殊なたんぱく質が脳内に生じることで脳神経細胞が破壊されていきます。

 パーキンソン症候群のような手足の震えや動きが遅くなったり、幻覚が見えたりする症状がでることがあります。


 3番目が「脳血管性認知症」です。 

脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血などによる、脳血管の詰まりや破れから脳血管障害を起こし、

この障害により脳細胞が死滅することで発症します。

 脳細胞が損傷するので、身体麻痺や言語障害を伴うこともあります。


 認知症と一言で言っても、このように原因も症状も違うわけですから、初期のうちに診断してもらい、早期に治療を開始することで、進行を遅らせたり、うまくいけば回復させたりできます。

 認知症と診断されたら、薬物治療と同じくらい大切になってくるのが、

ご家族など周りの人が、どのように進行していくのか理解し、接し方を学ぶことです。


 次回は「アルツハイマー型認知症」について、もう少し詳しくお話ししていきます。


【 今回の質問 】

「認知症の方に「財布を盗った!」と言われたら、どう対処しますか? 」

 アルツハイマー型認知症の初期症状で、物盗られ妄想があります。

 これは、介護する家族にとっては辛いし、腹も立つことになりますよね。 

さて、あなたならば、どう対処されますか?またはどう対処してこられましたか?

オリーブの幸せの種

明日、何が起こっても大丈夫なように、準備をして 明るく元気に長生きしたいものです! 幸せなシニアライフを送るための《幸せの種》を私といっしょにまいてみませんか?

0コメント

  • 1000 / 1000